介護施設で重要な「見守り」-おすすめシステムをご紹介

コラム

2025.03.24

介護施設において欠かせない「見守り」。介護スタッフが各居室を巡回する方法が一般的ですが、システムを導入することでスタッフの負担をぐっと減らすことが可能です。
今回の記事では、見守りのポイントをおさえつつ活用できるシステムをご紹介します。

目次


介護施設で活用できる見守りシステム3選
見守りカメラ
見守りセンサー
介護ロボット
介護施設における見守りをする際の注意点
入居者の意思を尊重する
プライバシーに配慮する
入居者に寄り添った見守りをする
監視ではないことを意識する
介護施設の見守り強化には最新機能の備わったツールの導入もおすすめ
まとめ

 

■介護施設で活用できる見守りシステム3選

介護スタッフだけで入居者を見守ることは困難です。介護ケアをサポートし、入居者の安心・安全につながる見守りシステムを3つ紹介します。

見守りカメラ

入居者全員を24時間見守ることが可能なカメラを活用する介護施設も増えています。たとえば入居者からナースコールの呼出があったときにカメラが作動して、駆けつける前に居室を映像で確認できるものや、見守りカメラの映像確認で夜間の巡回を低減できるツールなどがあります。
また万が一のトラブルが発生した場合、カメラの映像を振り返ることで事実確認も行えるため再発防止の対策にも活用できます。

見守りセンサー

見守りセンサーは入居者の一定の動作に反応すると、介護スタッフに通知される仕組みになっています。ベッドの降り口に設置し入居者が踏むと作動するマットセンサーや、ドアに設置して開閉すると作動するドアセンサーなどがあります。マットセンサーであれば入居者がベッドから出たことを把握できるため歩行などの介助をスムーズに行え、ドアセンサーは認知症の方が施設外に出てしまい徘徊することを防止できます。
介護スタッフが少ない場合でも、入居者の状況を効率よく迅速に気づくことが可能です。

介護ロボット

介護ロボットは入居者の自立支援を促し、介護スタッフの負担軽減につながるとして注目されています。たとえばベッドや車いす、トイレなどに移乗する際にアシストする機器や、浴槽への出入りを補助する機器など、さまざまな介護ロボットが登場しています。
介護ロボットを導入することにより、入居者を介助する際の負担軽減を実現できます。

 

■介護施設における見守りをする際の注意点

介護施設で入居者を見守ることは重要ですが、一方で注意しなければならないこともあります。

入居者の意思を尊重する

介護ケアは、入居者の意思を尊重することが大切です。介護施設は入居者の能力を維持・向上することを目的に支援を行う場です。入居者が自身で頑張りたいと行動しているのであれば、転倒などの事故が起こらないようにサポートに留めるといった見守りも必要です。
入居者によって心身の状態も異なり、どの程度の介助を必要としているのかは本人の意思によっても異なります。入居者の意思を尊重した見守りが必要です。

プライバシーに配慮する

介護施設では入居者のプライバシーにも注意しなければなりません。着替えやトイレ、入浴などの場面ではとくに配慮が必要です。たとえば歩行は困難だけれども便座に座って排泄まで自力で行える方には、トイレの便座に移乗するまでの介助を行い、排泄中はトイレの外に出るといった気遣いが大切です。

入居者に寄り添った見守りをする

介護スタッフが入居者を見守るうえで大切なことは、一人ひとりに寄り添いながらそれぞれに適した見守りを行うことです。入居者が抱える病気や障害などの症状はさまざまで、できることや苦手なこと、そのレベルも異なります。事故などのリスクを防止する介助はしっかりと行いながらも、入居者個人が持っている能力の維持や向上につなげられるような見守りを意識しましょう。

監視ではないことを意識する

入居者の日々の観察や行動を把握することは、事故防止や先回りケアなどができるため見守りに欠かせない行為です。しかしずっと見られていると、監視されていると感じて不安や不快に思う方もいます。特定の方だけ見たり一方向をずっと見続けたりするなど、視線のやり方には注意が必要です。介助が必要なとき以外は、さりげない見守りを心がけましょう。

 

■介護施設の見守り強化には最新機能の備わったツールの導入もおすすめ

介護施設の見守りを強化するためには、最新機能が備わったツールの導入を検討しましょう。そのツールの一つとして、ナースコールが挙げられます。ナースコールは今ではスタッフを呼び出すだけのシンプルなものだけでなく、見守り強化につながる機能を備えたものが多数登場しています。
またナースコールは、ほとんどの介護施設での設置が義務づけられているものでもあります。ナースコールの導入や入れ替えの際には、見守り強化できるものを選ぶのがおすすめです。

ジーコムでは、介護施設専用の無線ナースコールシステム「ココヘルパ」を提供しています。ココヘルパであれば、見守り体制を強化できる多彩な機能を備えています。

【ココヘルパの見守りに役立つ機能例】

  • 他社センサーとの連携ができる

ココヘルパではさまざまな見守りセンサーとの連携が可能です。すでに介護施設にマットセンサーなど見守りセンサーを導入している場合でもココヘルパであれば連携できます。スマートフォン一つにシステムを集約できるため、ナースコールと見守りセンサーを管理する2台の端末を携帯しなければならない負担をなくし、業務の効率化にもつながります。

  • 映像録画機能を搭載

入居者が呼出ボタンを押すと、居室のユニットが作動して、居室の映像確認と通話が行えるようになります。スタッフが居室に駆け付ける前に状況を判断できるため、迅速で的確な対応が可能です。また録画録音機能を搭載したモデルであれば、万が一事故が発生した場合でもあとから映像を確認できるため、ヒヤリハット対策にも活用できます。

  • 入居者の状態変化を自動で通知

最上位モデル「ココヘルパX」は映像付ナースコールと多彩なセンサーを一体化させ、入居者の離床や起床などの動作、睡眠時の呼吸、体表温などをリアルタイムで計測できる機能を備えています。訪室しなくても状態の傾向や変化を確認でき、離床や身体異常があった場合などは必要に応じてアラート通知が可能です。急減な体調変化にもいち早く気づき、迅速な処置につなげられます。

■まとめ

介護施設において入居者が安心・安全に暮らすためにも見守りは大切です。介護スタッフの業務効率化を図りつつ、見守りを強化するためにはシステムの導入が必要不可欠です。
介護施設専用の無線ナースコールシステム「ココヘルパ」であれば、見守りを強化できる機能を多数備えています。見守りを強化したい方やナースコールの導入を考えている方は、ぜひジーコムまでご相談ください。

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