介護施設において必要不可欠であるナースコール。高い利便性の一方で、頻回なナースコールは介護スタッフの負担にもなりえます。今回はイライラしてしまった場合の対処法の解説と、見守りを強化してナースコールの頻回を防げるツールを紹介します。
目次
ナースコールの頻回で、イライラしたときの対処法
深呼吸をして気分を落ち着かせる
介護スタッフに話を聞いてもらう
6秒待ってイライラを落ち着かせる
一旦その場を離れる
イライラを記録しておく
ナースコールシステムの導入で、介護の見守り体制を強化しよう
映像と会話で駆けつける前に緊急度を把握
ケア記録はスマホで管理が可能
リモート型夜間巡回見守りで業務負担を軽減
まとめ
■ナースコールの頻回で、イライラしたときの対処法
日常から入居者の不安を和らげるような取り組みや、入居者の行動パターンの把握、見守りを強化していても、頻回にナースコールが鳴ってイライラしてしまうこともあるでしょう。イライラした気持ちのままでは、ストレスにつながり適切な介護ケアもおこなえません。ここではもしもナースコールでイライラしてしまったとき、どのように対処すればよいかについて方法を紹介します。
深呼吸をして気分を落ち着かせる
まずは深呼吸をして気分を落ち着かせることが大切です。イライラしたり怒ったりすると、自律神経が乱れて、呼吸が浅くなり緊張状態となります。深呼吸を繰り返すことで、自律神経を整えてリラックスした状態を取り戻せます。すぐにその場で実践できる方法なので、イライラを感じたら深呼吸して気分を落ち着かせましょう。
介護スタッフに話を聞いてもらう
イライラした気持ちは、周りの介護スタッフに話を聞いてもらうことで落ち着くこともあります。溜め込まずに外に吐き出すことで気分がすっきりし、会話自体がストレス解消になるともいわれています。とくに同じ介護スタッフであれば、介護の苦労や悩み、ストレスなどを理解しているため気持ちを十分に理解してくれますし、的確なアドバイスがもらえることもあります。イライラすることは自分だけでないとわかるだけでも、気持ちのコントロールがしやすくなります。
6秒待ってイライラを落ち着かせる
イライラを落ち着かせる方法として、「アンガーマネジメント」の怒りを感じた時に6秒数える方法も効果的です。「アンガーマネジメント」とは、怒りによる衝動的な発言や行動を抑えて、適切な問題解決やコミュニケーションにつなげる心理トレーニングです。
人の怒りの感情のピークは6秒であり、6秒待てばある程度の怒りを静められるとされています。頭のなかで「1・2・3・」とカウントする、「イライラしない」と鎮める言葉を繰り返す、反対に何も考えずに頭を真っ白にするなどして、6秒待てばイライラした気持ちが落ち着くかもしれません。
一旦その場を離れる
入居者を一人の状態にしても大丈夫な状況であれば、一旦その場を離れることもイライラ対処法の一つです。感情的になってしまいそうなときは、別の場所に移ることでイライラする対象から気分を切り替えやすくなります。その場を離れて深呼吸をしたり介護スタッフに話を聞いてもらったりして、気分を落ち着かせましょう。
イライラを記録しておく
イライラしたときの状況や感情の指数を記録しておくことも対処法につながります。いつどこでなにがあり、どのような感情を抱いたのかということを記録します。記録を重ねることで自身のイライラするポイントが明確になります。ポイントを把握できれば、あらかじめ対策を立てられるようになり、イライラの原因を根本から解決できます。
■最新ナースコールシステムの導入で、介護の見守り体制を強化しよう
ナースコールの頻回を防ぐためには、見守りを強化することが得策です。介護施設専用無線ナースコールシステム「ココヘルパ」は従来のナースコールとは異なり、スタッフの業務効率向上と見守り体制を強化できる様々な機能を搭載しています。ココへルパの機能や、どのようなメリットがあるのかについて紹介します。
映像と会話で駆けつける前に緊急度を把握
無線ナースコールシステム「ココヘルパ」シリーズのなかには、居室の映像を確認できるものがあります。上記でも少し紹介しましたが、ナースコールが鳴ったタイミングでスマホから居室の映像を確認し、入居者の状況を把握できれば駆けつける前に緊急度を判別できます。また呼出情報のリスト表示により、複数のナースコールが鳴っている場合にも、どの居室から対応するべきか優先順位がつけやすくなります。駆けつける前に状況を把握できているので、必要なものを事前に準備できたりスタッフの応援要請ができたりして迅速に対応できるようになります。
また通話機能を活用すれば、スタッフが居室に行かなくても入居者とコミュニケーションをとることができます。不安や寂しさからナースコールを鳴らしてしまうというケースでも、「ココへルパ」があれば居室に行かなくてもその場で会話ができるので、入居者の安心感や介護スタッフの負担軽減にもつながります。
ケア記録はスマホで入力が可能
「ココヘルパ」は、ケアの記録をスムーズに行える機能を搭載。
ナースコールの頻回を抑えるため、入居者の行動パターンを把握することを対策の一つとして挙げましたが、介護記録に手間を取られるとスタッフの業務負荷は増加してしまいます。
一方「ココへルパ」を導入することで、スマホからその場で記録が残せるようになります。記入漏れを防止でき、簡単な選択形式でスピーディーに入力できる点もメリットです。他社の介護記録のソフトを使用している場合でもデータの連携が可能なので、わざわざスタッフルームに戻って介護記録をつけなければならないといった手間も必要ありません。
リモート巡回&活動検知で夜間の業務負担を軽減
夜間は少ないスタッフで対応にあたる必要があり、定期的に居室を巡回しなければならない業務はかなりの負担につながります。
しかしココへルパであれば、専用のタブレットからリモートで居室の様子を確認することが可能です。暗視機能を搭載しているので、暗いままでも入居者の様子をチェックできるため、ドアを開閉したり照明を付けたりして入居者を起こす心配もありません。また業界初の映像型活動検知機能により入居者の夜間の活動量をアイコンで表示し通知することで「どこの居室を優先的に見守るべきか」が一目で判断できるようになり夜勤スタッフの業務と心的負担を大幅に軽減することができます。
入居者の行動パターン
ナースコール履歴以外にも、日々自動で計測される睡眠や呼吸、体表温などの情報をグラフ化できるタイプもあり、入居者の体調変化や行動の可視化が可能です。行動パターンを把握することで入居者がサポートを必要とする前に先回りの対応が可能となり、入居者にとっても安心感に繋がるでしょう。また入居者データのグラフ化により、スタッフ引継ぎ時の共有や適切な対策を立てる際にも役立ちます。
まとめ
入居者が不安な気持ちを抱えていたりスタッフを呼んでも来なかったりすると、ナースコールの頻回を招いてしまいます。
「ココへルパ」は、駆け付ける前に映像を確認できるものやケア内容をスマホから入力し介護記録ソフト連携ができるもの、夜間の活動量をリモートで把握できるものなどスタッフの業務効率向上と入居者の見守り体制を強化できる様々な機能を搭載しているため、入居者の要望や質問にスムーズに応えられるようになり、行動パターンを把握して生活リズムに合わせた介護ケアに役立ちます。ココヘルパの導入でナースコールの頻回を防ぎましょう。
▼呼出時の状態をその場で確認「ココヘルパVP」
https://www.gcomm.co.jp/cocohelpa/vp/